建物の設計図は、手書きからCAD、2Dから3Dへ、さらにBIMへと大きく変わろうとし ています。
建築は情報化され、3Dモデルで誰とも容易にイメージを共有でき、さらに、 コスト・性能・ライフサイクルまで一元データで把握することが可能になりました。
さて、ここで少し過去・明治期に遡ってみます。
当時は現在のような詳細な設計図 はなく、それに代わるものとして、仕様書、内訳書及び簡単な図面(以下仕様書等) で建物が造られていました。
国指定・臨江閣別館(明治43年/1910)は1,000m² を超える大規模木造建造物ですが、詳細図面は無く、仕様書等で建てられています。
建築に携わった技術者は、仕様書、つまり文言で建物の造りを理解したのですから、 リテラシーの高さに驚かされます。
今回のGA・TALKでは、臨江閣別館仕様書「群馬県行政文書 貴賓館建築工事仕様書」 を読み、図化にトライします。
建築職能について改めて考える機会となれば幸いです。 (長井淳一)
- 日時:2019年1月26日(土)13:30〜16:30
- 開催場所:前橋臨江別館 1階洋室 (受付13:00〜)
- 第1 部・GA 見学会 13:30〜14:10
臨江閣別館 - 第2 部・GA トーク 14:15〜15:00
臨江閣別館仕様書の翻刻・図化について
説明します 講師:長井淳一 - 第3 部・GA ディスカッショ ン 15:00〜16:30
講義を受けて少人数のグループに分かれ、
仕様書の 読み取り、図面化を行います
GA・TALK 今後の予定とテーマ(仮)
- 第5回・2019/3/9・空気の質
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